Covid-19感染が収まってきたアンザン省チャウドック市
FUJI教育基金では長年、ベトナム南部メコンデルタの西端に位置するアンザン省チャウドック市にある中学校・高校に奨学金を贈り、また学校訪問を行って、生徒や先生方と交流してきました。
ベトナムでは世界的なCovid-19感染症流行の初期には感染拡大を防いできましたが、2020年になると急激に感染が拡大し、とくにアンザン省ではロックダウンが長く続き、中学校、高校、大学では休校やオンライン授業を余儀なくされてきました。FUJI奨学基金の奨学金授与式も、各校ではオンラインで行いました。その様子は、「奨学金授与校の活動」をご覧ください。
喜ばしいことに、2022年に入り、アンザン省でのCovid-19流行は収まってきて、チャウドック市でも観光再開が動き出したようです。
以下、”An Giang: Khu du lịch Quốc gia Núi Sam hoạt động trở lại” から、紹介します。
なお、「眺めの先はカンボジア:国境の街チャウドック市」 に、サム山周辺を紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
チャウドック市にあるサム山観光エリアが、営業開始
COVID-19の流行の影響により、サム山国立観光エリアは2021年5月から年末まで営業を停止していましたが、2022年の初めに、訪問者や巡礼者に開放され、
- Bà Chúa Xứ Temple――繁栄の女神Bà Chúa Xứを祀る。
- Thoại Ngọc Hầu Tomb――Thoại Ngọc侯[1761-1829;本名Nguyễn Văn Thoại ]は西山朝の反乱がつづいていたころ現在のクアンナム省で生まれ育ち、16歳のときにグエン朝軍に加わる。1817年、現在のアンザン省Châu Phú県Vinh Thanh社の首長に任官され、一帯の埋め立て・集落新設・運河開削[30km以上のThoai Ha運河、カンボジアとの国境に沿ったチャウドック‐ハティエン間87kmのVinh Te運河]・道路建設[チャウドック‐アンコールボレイ間、サム山‐チャウドック道路]という大開発を行う。のち、チャウドック防衛のチャウドック軍、ハティエン防衛のアンハイ軍を設立。
- Tây An Cổ Tự Pagoda
- chùa Hang[Phước Điền Temple]――洞窟寺院として知られ、西の方にどこまでも広がる眺望がすばらしい。
などの遺物や風景を訪れることができます。
2022年1月1日から10日までに、Ba ChuaXu寺院は32,000人以上の訪問者を迎えました。