FUJI教育基金のあゆみ

1991年 ‐日本在住の2人の元ベトナム人留学生が、母国ベトナムのカントー大学で経済的困難のために中途退学せざるを得ない学生が少なくないことを見かねて、農学部学生20名に毎年奨学金を授与し始める。
‐その後ベトナムや日本の友人たちも趣旨に賛同・参加する。
1996年 ‐10人が発起人となり、一定金額を基金として拠出し、その運用益を奨学金として給付する「FUJI奨学基金」を設立する。これにより継続的・安定的に奨学金の給付を可能とする条件を整備する。
‐ベトナム南部アンザン省チャウドック市のツ・コア・ギア中・高校に奨学金授与を開始し、授与対象校を中・高校レベルまで広げる。
2001年 ‐さらにツ・コア・ギア高校から分離したグエン・ディン・チュー中学校にも授与を開始、中学生も奨学金授与対象に加える。
2002年 ‐ベトナム北部ニンビン省キムソン郡チャットビン村のチャットビン中学校に授与し始め、北部に初めての奨学金授与対象校を広げる。
2006年 ‐ベトナム南部ベンチェ省の「貧困患者と障害者を守る会」会長のレ・フィン氏の支援要請に応え、障害をもつ女性たちの経済的自立支援のために刺繍技術の指導及び食費等の支援を決定し、「ベンチェプロジェクト」の立ち上げを提案、承認される。
‐上記決定により、本基金が従来の奨学金授与活動に加え、より広く教育環境面への支援もできるよう、当基金の名称を「FUJI教育基金」へと変更するとともに、引きつづき会則の整備を検討する。
‐メコンデルタでカントー大学に次ぐ2つ目の総合大学=アンザン大学にも、ヴォ・トン・スアン学長(国際的に著名な農学博士)との縁で奨学金授与を開始する。
2007年 ‐会則を一部改正し、2008年から実施。
2008年 ‐チャウドック市のヴォー・ティ・サウ高校に授与を開始。
2010年 ‐2010-2011年度限りでベンチェプロジェクトを終結し、以降「独立」させることを決定。
2011年 ‐チャットビン中学校と同地区にあるキムソンB高校にも授与を開始。
2015年 ‐ベトナム南中部高原地方ラムドン省にあるラク・ギエップ中学校に授与を開始。
2016年 ★2016-2017年度までの奨学金授与人数:3,063名になる。
2017年 ‐2017-2018年度のラクギエップ中学への授与を中止。
‐2017-2018年度から、ラムドン省ドンズオン郡トゥチャ中学校、およびカンブット中学校へ授与を開始。