ヴォ・ティ・サゥ (VO THI SAU) 高校の入学式と奨学金授与式

ヴォ・ティ・サゥ高校から、生徒への奨学金授与を完了したというお礼状、奨学生代表の感謝の手紙、奨学金受取済のサイン入りの名簿が届きました。
また、9月5日に行われた2022-2023年度入学式の写真、10月1日に行われたFUJI奨学金授与式の写真も届いたので、紹介いたします。

入学式(2022年9月5日)

入学式のイベントです。ヴォ・ティ・サゥ高校の生徒たちのパフォーマンスは、毎年すばらしくて、感動します。

2022-2023年度の入学式・新学年度開校式が行われた9月5日時点では、まだFUJI奨学金が高校に届いていなかったので、奨学金授与予定の紹介があり、お金の入っていない空封筒を持った象徴的な授与式写真の撮影をしました。

奨学金授与式(2022年10月1日)

FUJI教育基金はヴォ・ティ・サゥ高校に2022-2023年度の奨学金として、生徒1人当たり年間2,700,000ドン(約1万6,500円)を80人、総額216,000,000ドン(約132万円)を贈呈しました。

奨学生代表からのお礼状

親愛なるFUJI教育基金の叔父さん、叔母さん!

私の名前はニィーです。2022-2023年度のアンザン省チャウドック市にあるヴォ・ティ・サウ高校の12年生です。

本日は、FUJI奨学金を受給した生徒たちを代表して、FUJI教育基金に心より感謝の意を表します。過去3年間、私はFUJI教育基金の支援を受けて、中途退学することなく12年生の最後の年まで学校に通い、友達や先生と一緒に勉強するという夢を描き続けることができました。

私自身、生まれた時から父が誰なのか、どんな格好をしているのか知りません。家族はたいへんな困難に置かれています。母は遠く離れて働いていて、収入も少なく、連絡もほとんどありません。私は母方の祖母と母方の叔母に頼って暮らしています。母方の祖母は今年78歳で、脳卒中を患っており、母方の叔母は年老いて体が弱く、病気がちです。家庭の経済状況が非常に困難なため、途中で学校を中退せざるをえない状況にありました。

10年生の時、家庭の経済的事情で勉強することをやめなければならないと思っていましたが、選抜されてFUJI教育基金から奨学金を支援してもらえたとき、この状況を乗り越える助けが得られ、とても嬉しく幸せでした。よりいっそう学習することに努め、学校に通い続ける意欲を高め、自分の将来をきりひらくために新しい知識を吸収することを常に心がけています。両親、親戚、先生、特に日本のFUJI教育基金の皆さんの支援と厚情を見失わないよう自分の最善を尽くします。

ヴォ・ティ・サウ高校在学中、FUJI教育基金の支援で奨学金を3年連続もらっていたので、年度の初めの諸費用や備品、本、家族に必要な物などに充てることができました。私としては、これは物質的な動力であるだけでなく、人生のすべての試練を克服するのに役立つ大きな精神的な慰めでもあります。

奨学金のおかげで、私と私の家族は多くの負担を軽減することができました。また、学業に専念し、常に多くの高い成果を達成するよう精神を安定させることができました。私は何年もの間、常に品行方正で優秀な学生でした。

最後に、私とヴォ・ティ・サウ高校の多くの困難な生徒たちが学校に通え、夢を追い続けられるようにいつも同行し、援助し、環境を整えてくれた、FUJI教育基金と皆さんに感謝いたします。

心からの感謝と敬意を!

奨学生を代表して
 ニィー 12年生

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください