アンザン省チャウドック市の高校・中学校で奨学金授与式

VTS・NDC合同奨学金授与式会場
VTS高校・NDC中学合同の奨学金授与式会場到着

朝、私たちFUJI教育基金一行の乗ったバスがVTS(ヴォー・ティ・サウ)高校の正門に着くと、真っ白なアオザイの制服を着た女子高校生たちが2列に整列して出迎えてくれました。

両側にVTS高校の生徒たちが並んでいて、われわれを出迎えてくれました。

正面には、フランスのベトナム支配に抗するゲリラとして闘い、フランスに捕らえられて19歳で処刑された女性、国民的英雄 Võ Thị Sáu の胸像があります。

国民的英雄 Võ Thị Sáu

校庭につくられた授与式の会場に着くと、待っていてくれたVTS高校・NDC(グエン・ディン・チュー)中学校の生徒たちが、「おはよう (O-hai-do)」と挨拶してくれました。

左:VTS高校生、右:NDC中学生
VTS高校ロアン先生の開会宣言

議事進行を務めるロアン先生が開会宣言を行い、式に参列している両校の管理運営委員会および生徒、周辺高・中・小学校の管理・運営委員会、FUJI教育基金一行を紹介しました。

経済発展のまえに、教養や知識を身につけることが大事です。その教育の発展を担うには、多方面からの協力が必要です。FUJI教育基金は1996年からチャウドック市の中学・高校生徒に奨学金を与えてくれました。VTS高校だけをとってみても、たくさんの支援をいただきました。本日はあたたかい雰囲気で皆さまを迎えることができ、感謝するとともに、皆さま方の健康をお祈りします。

花束、記念品をいただきました。

VTS高校生が私たち一人一人に贈ってくれた、手作りの記念品
アトラクション

先生が熱唱して、歌を披露してくれました。

先生が歌で私たちを歓迎してくれました。

VTS高校の生徒たちが、伝統的な踊りを見せてくれました。

VTS高校の男女生徒による伝統ダンス

VTS高校校長トゥン先生の挨拶

VTS高校にはこの間、全校で1,200~1,500人の生徒たちが在学しています。
そのうち10~15%の生徒は貧困家庭に属しています。両親がいなかったり、親が離婚した家庭の子どもたちです。
こうした家庭の生徒たちに、いろいろな援助をいただいています。
FUJI教育基金からは、2018-2019年度も2019-2020年度も、VTS高校の60人の生徒に1億2,000万ドン (約60万円)、NDC中学の60人の生徒に1億800万ドン (約54万円) ずつの奨学金をいただきました。
これからも2つの学校の生徒への奨学金をつづけてくれるよう、お願いします。
生徒たちは、FUJI教育基金の期待を裏切らないよう、がんばってください。

授与式

両校120人の生徒たちひとりひとりに奨学金を贈呈し、励ましました。日本語で「ありがとう」と言う生徒もいました。

2019-2020 年度のVTS高校奨学生60名のうち、女生徒は36名、初めてFUJI奨学金を贈られた生徒は29名です。
また、NDC中学校奨学生60名のうち、女生徒は45名でした。(授与式後、NDC中学校から届いた報告によると、FUJI奨学金を授与された「2018-2019年度の9年生(中学4年生)のすべての生徒たち(=12名)は、現在、トゥ・コア・ギア高校、ヴォ・ティ・サゥ高校およびチャゥ・ティ高校にそれぞれ入学し、10年生(高校1年生)として引き続き勉強しているとのことです。)

高校生、中学生に奨学金を贈呈しました。
右上は、生徒たちからいただいたプレゼントを手にしています。
VTS高校12年生(高校3年生)キエットさんの挨拶

FUJI奨学金を受け取ることができて感激しています。ありがとうございます。
私は小さいころから不幸でした。両親が離婚し、遠く離れたところで仕事をしているので、おばあちゃんに育てられてきました。
おばあちゃんに、勉強をがんばることしか、貧困を脱却できる道はない、と教えられてきました。

そして私は、ずっと努力して勉強し、優秀な成績を収めることができました。
支援してくださった先生方に感謝します。
FUJIの皆さまのおかげで月謝を払うことができ、精神的にも大きな励ましとなっています。
いただいた奨学金を使って、努力し、優秀な成績をおさめ、社会に貢献したいと思います。
ほんとうにありがとうございました。

FUJI教育基金から、両校の校長先生に記念品を贈呈
左:VTS高校校長先生、右:NDC中学校長先生に記念品贈呈
FUJI教育基金からの挨拶

私は40年間つづけた仕事を最近辞め、自宅で、91歳になる認知症の母の介護をしています。
こんかい、皆さんに会うために、その母を1週間、介護施設に預けてきました。

FUJI教育基金は、成績優秀だけれど困難な状況に置かれた生徒たちが勉強をつづけられるようにと、25年前に日本人とベトナム人とがいっしょにつくり、いままで3,600人を超える生徒・学生に奨学金を贈ってきました。
また、奨学金を受け取っている生徒の家庭も訪問し、生の声を聞いてきました。
自分の活動が皆さんの役に立っていることを聞いて、嬉しく思います。
皆さんが楽しく充実した生活をおくれることを願っています。

授与式が終わり、ちょっと立ち話で聞きました。

奨学金を渡しているときグレーの僧衣を着た高校生がいるのが気になって、授与式終了後、校庭にいた彼を見つけて、少し話を聞きました。
両親が離婚して彼はひとりになってしまい、10歳のときからお寺に住んでいるそうです。いま彼と同じようにお寺にいるのは、先輩がひとりとのこと。高校を卒業したら、仏教を勉強する大学に行きたいと言っていました。
私は授与式のときは気がつかなかったのですが、もうひとり、グレーの僧衣を着た女子高生がいたそうです。
日本でもむかし、貧しい子がお寺に預けられたことがありました。ベトナムでは、いまも、困難な状況に置かれた子どもたちを支えるセーフティネットとしてお寺が機能していることを知りました。

高校生の下校風景

授与式終了

近くのレストランへ移動し、先生方と昼食を食べながら交流しました。

その後、夕方ふたたびVTS高校に集まり、グループに分かれてVTS高校奨学生の家庭を2軒ずつ訪問をしたのですが、この記録はあらためて報告します。

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