平田 煕先生
FUJI教育基金顧問を務めていただいた平田 煕(ひろし)先生が、 去る2019年6月18日に誤嚥性肺炎で逝去されました。
先生のご略歴を紹介します。
1933年7月 (昭和8年) 生まれ。
1952年 (昭和26年) 東京大学入学。
1970年 (昭和36年) 東京大学農学系研究科博士課程修了。
同年 東京大学農学部助手として就職。
1973年 (昭和48年) 東京農工大学助教授。
1979年 (昭和54年)~1981年 (昭和56年) インドICRISAT(国際半乾燥熱帯作物研究所)に派遣。
1997年 (平成9年) 東京農工大学定年退職。
1998年 (平成10年)~2001年 (平成13年) ベトナム・カントー大学へJICA長期専門家として派遣。
2001年~2019年 地域の合唱団「東葛合唱団はるかぜ」の団員として、ベトナム旅行など悠々自適の日々。
先生は、カント―大学に派遣されていた2000年10月、FUJI奨学基金が初めて行った奨学金授与の旅でカントー大学を訪問した際、現地参加をしていただきました。そのときの訪問の記録は、「2000年FUJI奨学金授与の旅」にあります。
2001年 (平成13年) FUJI奨学基金運営委員。
ベトナムから戻られた先生は この年の奨学金授与の旅に東京から参加されました。2002年、2003年 (2003年FUJI奨学金授与の旅)、2004年と毎年参加され、以降も、お時間をつくられては授与の旅に参加されました。
2008年 (平成20年)、FUJI教育基金顧問。
基金の活動へのアドバイスだけでなく、まわりの研究者や地元の方々にFUJI教育基金の活動を紹介していただき、授与の旅にもお元気に参加されました。
ご体調がすぐれなくなってからも、FUJI教育基金の集まりには「出席」のお返事をすぐに返していただきました。外出がむずかしくても、お気持ちはベトナムの学生たちに、さいごまで寄り添っておられたのだと思います。
謹んで平田 煕先生のご冥福をお祈り申し上げます。
長いあいだ、ありがとうございました。