ベトナム奥地・中部高原地帯の中学校(8)
長年ホーチミン市に住んでいる長谷川義春さん(奥様はベトナム人)が、ベトナム奥地(中部高原地帯にあるコントゥム省[Tỉnh Kon Tum, 崑嵩省])で、中学校の寄宿舎を作りました。
その「報告書」と新聞記事(日本語訳)を8回に分けて紹介します。
《ゴクテーム中学校宿舎建設が終わってから》
私は、宿舎建設が終わった後もゴクテーム中学校とは関わりを持ち続けるつもりでいます。
どのような方法で関わるか、今私が考えていることは、以下の3点です。
(1) 山の上で気温が低い現地の学校の生徒たち(約830名)全員に、毎年、防寒用の服とズボンを贈る。
服とズボンは3年間同じ物を着てもらい、4年目に新しい物を贈る。
(防寒用の服とズボンといっても、ホーチミン市で手に入るものは、厚手の生地で作ったスポーツウェアーにスキー帽をくっつけたようなものです。)
(2) 200余名の寄宿生たちがオカズのない食事をしているので、食事に少し彩りを添えるための食品を送る。
コントゥム省の奥地まで郵送すると最低でも1週間はかかるため、保存の利く乾物に限る。
(乾燥昆布、煮干、ゴマ(ごま塩)、乾燥大豆、ヌクマム、食用油、砂糖…)
(3) ゴクテーム村には高校がないため、中学を卒業して進学する場合は、山を下りて町の寄宿舎に寝泊りしなければならない。
必然的に学費・生活費の負担費用は高くなり、高校・大学へと進学できる生徒数は限られてくると思われる。
学業を終えたあと、村に帰って、農業技師、教員、看護士(師)など、村の発展に尽力する人材の育成を目指して、毎年、中学卒業生の中から原則1名ずつに奨学金を発給するのは効果的かどうか、慎重に検討する。
このことに関しては、また別の機会に報告できたらと考えています。 (終わり)
(2012年2月・長谷川義春・記)


