47225-ParadiseCave

フォンニャ=ケバン国立公園は、2003年7月3日、ユネスコ世界遺産に登録され、2015年にエリアが拡張されました。アジアで最も古くできたカルスト地帯で、約300の洞窟(鍾乳洞)がありますが、ほとんどは未調査です。観光で行くところは、通常、フォンニャ洞窟と天国の洞窟です。
一部の洞窟は、9~10世紀ごろチャム族が聖地としていました。ベトナム戦争時は、激しい北爆の下、武器庫や病院として利用されました。

天国の洞窟の全長は31km、高さは最大200mで、整備されている1kmの遊歩道から眺める巨大な鍾乳石や石筍は、仏像に見えたり、怪獣に見えたり、象の脚に見えたり、歯に見えたり、神様が創った一級の美術品を眺めているようです。

ここを訪問したのは2014年4月でした。ドンホイ市で泊まったホテルで予約し、翌日のツアーで2つの洞窟をまわりました。マイクロバスはホテルでピックアップしてくれ、英語のガイドが案内してくれました。フエ市からの1日ツアーがあるそうですが、ドンホイ市からだと近いので、ゆっくり洞窟を見学できます。

説明は不要でしょう。写真をご覧ください。

天国の洞窟(Paradise Cave; Hang Thiên Đường) に降りていきましょう。

駐車場から1.6kmのゆるい坂道をのぼっていきます。カートもあります。その後、約600mの急な整備された山道をのぼっていくと、洞窟へ降りる狭い入口が見えてきます。

ようやく、洞窟の底に下りてきました。巨大な鍾乳石や石筍のあまりの迫力、造形の美しさに、圧倒されました。
しかし、ここはまだ、始まりにすぎなかったのです。

つぎの部屋へと誘われます。どんな光景が開けるのでしょう。

天国の造形:ゾウの脚、歯、少数民族住居、仏、ウサギ、……を、ひとつひとつ見ていきます
ふたたび、圧巻の景色を見ていきましょう。

広いドームのようです。

目を奪われる光景が、つぎつぎと現れます。

ベトナムの紹介(写真)